【バイク】高速道路のICで仲間とはぐれた話!仲間と一緒に高速道路の料金所をスムーズに通過する方法

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 こんにちは。今回は高速道路でツーリング仲間とはぐれた話をします。また、この話をふまえて、ETCのついていないバイクでの高速道路の料金所のスムーズな通過方法も考えてみようと思います。

高速道路のインターチェンジで仲間とはぐれた!

 以前に「高速道路で財布を落とした話」(こちらの記事)をさせて頂きましたが、今回は高速道路で仲間と生き別れになった話をしてみようと思います。

 バイクで高速道路に乗るのって少しハードルが高いように思われるかもしれませんが、案外その通りです。というのも、別に高速道路での走行が難しいとかそういう訳ではありません。

 問題は、高速道路の料金所なのです。

 今回お話しするハプニングは、とあるIC(インターチェンジ)の料金所で起こりました。

今回のシチュエーション

 大阪から高速道路を使って淡路島へ向かうツーリングへ行くときに起こったハプニングです。(ツーリングはこちらの記事)

 私は大抵ソロツーリングなのですが、この日は珍しく友人と先輩の3名でのツーリングでした。

 とあるコンビニで待ち合わせして、そのまますぐに高速に乗る予定でした。このときはあんな悲劇が起こるとはまったく想定していませんでした・・いや、十分想定できます。きちんと対策をしておくべきだったのです。

ちなみに今回の参加バイクは次の通り

  • ETC車載済みバイク2台
  • ETC未車載バイク1台

 となっておりました。ちなみに先導車は私です。

高速道路の料金所ではぐれた経緯

今回のようにETC車載バイクと未車載バイクが一緒に高速道路に入るためには、必ず次の流れが必要です。

  • ETC車載バイク
  •  ETCレーンを通過し、ETC未車載のバイクの仲間がやってくるのを路肩で待つ

  • ETC未車載のバイク
  •  「一般レーン」を使用して、入場券を受け取り、すでに料金所を通過した仲間と合流する

 まあ、当然のことです。

もう大体予想がついたかもしれませんが、今回のハプニングを一言で説明すると、
ETC車載バイクがETCレーンを通過した後、ETC未車載バイクがやってくるのを待たずに出発した
と言うことになります。

料金後直後で高速道路の分岐点があったため、我々は右へ、はぐれた人は左へ向かってしまいました。

 これだけ聞くとなんて酷いことを!と思われるかもしれません。
今回のハプニングは出発前のお互いの確認不足によって起こったと言えます。

今回のハプニングを引き起こした落ち度

 さらに具体的に状況を整理してみます。

当日、我々の間では次のような約束が取り決められていました。

  1. ETC車載、未車載バイクは各自料金所を通過
  2. ETC車載バイクはETCレーンを通過後
     料金所を出た左路肩にてハザードを点灯して待機
  3. ETC未車載バイクも料金所通過後、後列にてハザードを点灯し停車
     準備ができ次第ハザード消灯
  4. 最後尾のETC未車載バイクのハザードの
     消灯を確認して前のバイクもハザードを消灯
  5. 先導車は全ての後続バイクのハザードの消灯を確認後、自身も消灯して出発

 どうでしょう。我ながらきちんと考えてあると思っていました。でも、「はぐれ」は起こってしまったのです。

 このような悲劇が起こった原因はいくつか考えられます。

  • 早朝であり真っ暗だったためライトだけを見て乗り手を目視していなかった
  • ETC未車載バイクがETCレーンを通過してしまい、バイクを停車して手続きに向かっていた
  • 後ろのライダーが手を振っていたため、早く出発しろ!と合図しているのかと勘違いした

とにかく、事前確認不足、先導車(私)の確認不足が原因でした。
本当に反省しております。

その後の対処

 先導していた私は出発してすぐに後ろの1台がついて来ていないことに気付きました。しかし、既に高速道路のまっただ中だったため、とりあえず次のSAに急ぐしかありません。

 次のSAにて携帯を取り出して、連絡を取ったのですが、色々やり取りの入れ違いで結局はぐれた方は帰宅すると言うことになってしまったのです。

 私はその後1日のツーリングの全ての場面にて「あのハプニングが無ければあの人もこの場で共に楽しめたのに」という罪悪感に苛まれることになります。その後のツーリングを心の底から楽しむことはできませんでした。

次回以降の対策

  • 事前に料金所の通過方法を確認しあっておく
  • ライダーの乗車を目視する
  • お互いで取り決めたルールを守る
  • はぐれた場合の集合地点を決めておく
  • ツーリングメンバーにもツーリングルートを把握しておいてもらう

 もちろん確認不足などの理由から90%は先導車の落ち度です。しかし、ツーリング参加者には事前にルートを確認しておいてもらうことで、もし置いて行かれたとしても高速道路の分岐点を正しく選択することで後に合流できる可能性が上がります。

 お互いに辛い思いをせず、楽しいツーリングを実現させるためにはある程度しっかりと相談、確認、取り決めをしておくと良いと言うことですね。

またこれらを含めた事前の準備はすべて「先導車」を担う人の役目であり、責任でもあります。複数人数でのツーリングを先導する場合はこのようなことを心に留めておくと良いかもしれません。

仲間と一緒に高速道路を走るために

ICの料金所通過後にみんなで集まろう

 グループツーリングなら、料金所の先に待機できるスペースがあれば、そこで、みんなの準備が出来るまで待機するのが普通です。(参考:下の写真)

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 今回のハプニングからも分かるように複数人でのツーリングにおいて高速道路の料金所は鬼門でもあります。人数が多くなるとETC車載、未車載に関わらず、料金所通過後に一度左路肩にて集合した方が良いです。

 高速道路の料金所直後の路肩停車は必ずしも安全であるとは限りません。むしろ、危険と思った方が良いでしょう。

 ツーリングの先導車(リーダー)は後続車(メンバー)の安全をしっかり考慮して事前にしっかり計画し、アナウンスをしておきましょう。

高速道路の料金所をスムーズに通過する方法

 さて、複数人のツーリングにしろ、一人にしろ、高速道路の料金所はスムーズに通過したい物です。なぜならもたもたしていると後続車に迷惑がかかることになります。

 私も最初はETC無しで高速を通過していた経験があるので、その時の経験などをふまえてまとめてみます。

ETC車載機が無くてもカードで払えば決済がスムーズ!

 ETC車載機が搭載されていない車両でも、現金で支払うしか方法がない訳ではありません。現金で支払うとおつりのやり取りが面倒ですが、カードで支払うことでこれを解消することができます。

高速道路通行料をカードで支払方法

  • クレジットカードで支払う
  • ETCカードで支払う

 おすすめは、ETCカードで支払う方法です。

 理由は高速道路の料金所によってはクレジットカード決済が出来ない場所もあります。しかし、ETCカードはまずあり得ません。

 ETC車載機を設置していなくてもETCカードを作ることは可能です。高速道路の料金決済をETCカードによってスムーズに行うことは、高速道路を走行するためのハードルを下げることになるのでおすすめです。


三井住友ETCカード

ETC車載機が無しのバイクのIC料金所通過方法の例

 料金所では「一般レーン」を通過する必要があります。

ETC車載機無しのバイク料金所入場手順

  • 一般レーンにてクラッチをきって1速のまま停車
  • 高速道路の通行券を右手で受け取る
  • あらかじめチャックを開けておいたジャケットのポケットに差し込む
  • チャックを閉じ発進&一般レーンからの離脱
  • 必要があれば左路肩にてハザード点灯+停車して準備を整える

ETC車載機無しのバイク料金所支払い

(クレジットカード or ETCカード)手順

  • カードを上着ジャケットのポケットに準備しておく
  • 一般レーンにて停車
  • 通行券を手渡し、料金を聞く
  • クレジット or ETCカードを手渡す
  • 決済後カードをポケットに入れて出発

ETC車載機無しのバイク料金所支払い(現金)手順

  • お札(1000円や5000円)を上着ジャケットのポケットに準備しておく
  • 一般レーンにて停車
  • 通行券を手渡し、料金を聞く
  • 右手袋を外してお札をつかみ渡す
  • おつりをポケットに滑り込ませ、手袋を装着し離脱
  • もし時間がかかるようであればおつり、手袋を握りしめたまま離脱して路肩に停車して準備を整える

ETC車載機有りのバイクのIC料金所通過方法

 ETCレーンを通過するだけです。正直ETC車載機は、バイクのための機械だと思えるくらい便利ですので、設置をおすすめしたいところですね。

まとめ

 高速道路を使うとツーリングの範囲が圧倒的に広がります。また高速道路は山道や楽しいコーナリングのある下道に比べると退屈ですが、やっぱりバイクだとなんだかんだで楽しめちゃいます。

 バイクで高速道路を走るための最大の難所である料金所を克服することで、さらに活動範囲を広げたいものですね。

 今回は私の不幸な(自業自得とも言えますが)体験談をふまえて高速道路の料金所について書いてみましたが、また機会があれば別記事でしっかり高速道路の走り方について考えてみたいと思います。

 最後に、高速道路での事故はバイクでは特に即死や重度の障害が残るような大事故になりかねないので、油断せずくれぐれも気をつけてくださいね!

「普通置いていかないだろ・・・」と思われた方!それ以上言わないで