バイクのタイヤに釘が刺さった!けど大丈夫だった話
つい先日の話です。タイヤに釘が刺さっていて、大慌てしましたが、大丈夫だった、という話です。
また、実際にタイヤに釘が刺さっていると思われる状況に置いての対処方法についても考えてみました。
その日はバイクを洗車し終えて、気分良くバイク用品店へ向かいました。道中雨に降られ・・・って洗車直後の雨って時点でついてないんですが、まあそれは良しとします。バイク用品店へ到着して、ふとタイヤを見ると悪夢のような光景が広がっていました・・・。
というと大げさですが、まあ私が見たものをご覧いただきましょう。
どうでしょう。正に悪夢ですよね。釘が完全に刺さっています。このタイヤはまだ交換したてで、交換した当時は金銭的余裕がなくタイヤを分割払いしていて、その分割料金の支払いがまだ継続しているのです。
血の気が引き、内心は軽くパニックになりました。余談になりましたが、こんな出来事があったわけですが・・・。
この釘、実はタイヤに刺さっているわけではなかったのです。
タイヤには簡単に穴は開かない
幸か不幸かバイク用品店でこの自体に気づいたので、早速店員さんにお話をして、ピットの人(技術者)に見ていただきました。
すると・・・なんと、ネジは溝にハマっていただけだったのです。
ほっと胸をなでおろした瞬間でした。
どうやら、釘がタイヤを貫通するためには結構な長さと、タイヤに対する角度が垂直に近ければならないという2点が重要で、滅多なことでは貫通しないそうです。
目安としては、指の先から第2関節に至るほどの長さの釘が、垂直に突き刺さった場合は貫通する可能性が高いらしいです。また、タイヤの溝の方が表面に比べてタイヤの厚みが薄いため貫通しやすいですね。
また、磨り減ったタイヤだと、厚みが変化しているので、注意が必要です。
とまあ、こんな感じで、一命をとりとめた私のタイヤですが・・・釘を拡大するとこんな感じです。
どう見てもはいってますよね。(意味深げ)
ハマっていた釘
ちなみに今回タイヤの溝に「ハマっていた」釘はこちらです。
どこでハマったのか見当もつきません。路面に落下している釘には、気をつけようがないので、困った問題ですね。いくら注意深く路面を見ていても小さな釘を目視するのは難しいでしょう。
今回、私の場合では釘がハマっていただけでことなきを得ましたが、実際タイヤに刺さっているかハマっているだけかわからないような釘を目にした場合は、迂闊に対処しない方がいいでしょう。
釘がタイヤに刺さってるかも!?そんなときは?
タイヤに釘が刺さっているかもしれない、そんなときは迂闊に行動してはいけません。自分で引き抜いたり、ちょっとくらい大丈夫だろう、と思って自走して帰ろうとしたりすることは危険だということです。
タイヤに穴が開いて空気が抜けていくと、バイクは安定性を失い、転倒につながる危険性があります。
まずはそのまま・・
- 迂闊に抜かない!(貫通していた場合空気が抜け始めます)
- 詳しい人がいそうな場所まで移動する、もしくは人を呼ぶ。(ガソリンスタンドやバイクショップ)
- もしくは、電話して指示を仰ぐ
もし、釘が本当に刺さっていたとしても、重症でなければパンク修理できます。しかし、走行を続ければどんどん深く刺さったり、グリグリと周りに亀裂を入れたりします。最悪の場合はタイヤ交換になります。
一番最悪なのは、転倒からつながる事故ですが、次に最悪なのはタイヤの空気が抜けきってホイールがダメになることだと思います。
私は今回運良くバイクショップにいたので、専門の技術者に見ていただけましたが、同じような状況に陥った場合、必ず指示を仰ぐか信用できる詳しい人に見ていただくのがいいでしょう。
タイヤ交換する羽目にならなくて本当に良かったです。ちなみにタイヤはミシュランのパイロットパワー3です。