卒業旅行は淡路・四国・しまなみ海道ツーリング!(前半)
お久しぶりです。年が明けてからほぼ更新できずにいました。おまけにかなり久々のツーリングレポートの更新になります。学生生活の終了と社会人としての新たな門出を迎えるにあたり、バタバタしており、なかなか更新できずにおりました。
かなり遅れはしましたが、今年もブログは続けるつもりです。
さて、今年最初の更新は卒業旅行のレポートです。
卒業旅行といっても、内容はツーリングになります。
ちなみに、今回のツーリングレポートは画像が多いため記事を2分割しています。
▶︎本記事は旅の前半のレポートを記載しています。
詳しくは、今回のツーリング全体のルートや目的地の情報および1日目、2日目を中心に出発から淡路・香川・室戸・高知までのツーリングレポートとなります。
▶︎旅の後半を記載した記事
後半では、高知から、愛媛、しまなみ海道、広島の尾道から帰宅までをレポートしています。
初心者を連れて3泊4日、総走行距離1000キロツーリングは無謀!?
学生生活の集大成として多くの学生が卒業旅行へ行くことでしょう。しかし、ツーリングに行く人はそんなに多くはないのではないでしょうか?また、今回は3人での旅になったわけですが、驚くべきことに私以外の2名は免許取立て初心者!そして、バイクはレンタル!?なのです。
この情報からだと、私がツーリングに行きたくて無理強いして他の2名を連れて行ったように思われるかもしれませんが、そういうわけではありません。むしろ私は危険だと判断し反対したほどです。
結果的に全員無事でいますので、よかったですが・・・楽しかったので細かいことは咎めずに・・!
今回の参加者紹介
せっかくなので参加者のバイクを紹介します。
KAWASAKI Ninja400
長身で肩こりを持病に持つメンバーの1人はツーリング姿勢の楽なツアラーninja400をレンタル。出発前は体の疲労を心配していましたが、ツーリング終了が近づくにつれ、「どれだけ走っても物足りない」と言い出すほどバイク好きに変貌を遂げました。
ninja400を購入するつもりだそうです。
YAMAHA DSC400 ( DragStarClassic )
少し身長が低く、足つきが心配なメンバーの一人はYAMAHAのアメリカンに惚れ込み、レンタル。出発前にアメリカンに似合いそうなサングラスを購入してノリノリでした。2気筒サウンドがお気に入りのようです。出発前に一度スタンド忘れで立ちゴケ済み。
姿勢の楽なDSCでSSで苦しむ私をあざ笑っておりました。
YAMAHA YZF-R6
私でございます。
お二人のバイクレンタルの日に、ついていったらこんなにたくさんのバイクと記念撮影させていただけました。
今回のツーリングルート
今回のツーリングルートとして、後半の記事の分もまとめて記載しております。
1日目、大阪→淡路→香川(走行距離:約300km)
② 道の駅うずしお(昼食)
③ 本格手打ち森家(もりや)(夕食)
④ 翼山温泉(宿泊)
淡路島を東回りで海沿いを走行。四国上陸後は高速で一度香川へむかい、うどんを食べた後、翌日の走行距離を減らすために再び高速にて東かがわまで戻っています。
2日目、東かがわ→徳島(海沿い東回り)→室戸岬→高知(走行距離:約260km)
⑤ 道の駅『公方の郷なかがわ』
⑥ 室戸岬
⑦ 食事処とさ(昼食)
⑧ 龍河洞(鍾乳洞
⑨ 高知サンライズホテル(宿泊)、黒尊(夕食)
この日は100%下道です。海沿いの国道55号線を使ってひたすら走りました。
徳島県の国道55号線を使い南下する途中で、県道147号線を経由することができる区間があります(最寄に日和佐駅あり)。
この道は『南阿波サンライン 』といい、高い山の上から海を展望しながら走行することのできる、大変気持ちのよいワインディングです。途中に展望エリアも設けられており、美しい風景を堪能することができます。普通に国道55号線を走るだけでなく、こちらもオススメです。
3日目、高知→愛媛県(道後温泉)→しまなみ海道→尾道(走行距離:約250km)
⑩ 道の駅『633美の里』
⑪ 道の駅『木の香』
⑫ 道後温泉(入浴・昼食)
⑬ しまなみ海道を走り、千光寺山荘(広島尾道、夕食・宿泊)
高知から、国道194号線にて北上し、山を越えます。この山道は風景も路面状況もよく、コーナーの多いワインディングが楽しめます。川のそばを走ることが多く、大変気持ちが良いです。また5キロの直線トンネルが途中にあります。
山を降りて国道11号線に入り、西へ走り、松山市の道後温泉へ。昼食・お土産はここですませ、あとは今回のツーリングのメインイベントとも言えるしまなみ海道を目指します。
しまなみ海道を越えた広島尾道の千光寺山荘にて宿泊しました。
4日目、広島尾道→高速道路で大阪方面へ、帰路(走行距離:約280km)
⑭ 吉備サービスエリア
⑮ 福石パーキングエリア
⑯ 権限湖パーキングエリア
⑰ 西宮名塩サービスエリア
今回の走行距離
今回の走行距離は、1日あたり300 km未満程度で、4日で1090 km程度となりました。
4日で1000キロという距離は大して長くないかもしれません。しかし、今回は私以外の2名が初めてのツーリングだったので、それを考慮すると快挙だと思います笑。いきなり高速道路で淡路まで走るのも、本当にヒヤヒヤものでしたが、帰りにはすっかり高速も慣れきっていました。
念を押しますが、私が無理を言って連れて行ったわけではありません。
今回の出費
今回の出費は出発前の予測として計算したものになりますが、総合計で約70000円となります。
かなり余裕を持った概算となります。また、各日別に料金を算出しております。主に高速道路の利用の有無により1日の出費が大きく変化します。合計金額は高速は一般料金にて算出。詳しくは以下のとおりです。
- 高速料金 ETC6500円/一般9810円
- ガソリン代 約4000円
- 食事3回 約3000円
- 宿泊 約4000円
合計 約21700円
- ガソリン代 約4000円
- 食事3回 約10000円(高価な食事)
- 宿泊 約3800円
- 観光 約2000円
合計 約19800円
- 高速料金 ETC2670円/一般4170円
- ガソリン代 約4000円
- 食事3回 約3000円
- 宿泊 約6480円
合計 約17651円
- 高速料金 ETC/一般5160円
- ガソリン代 約4000円
- 食事3回 約1000円
合計 約10160円
ルートの紹介は以上です。
前置きが長くなりましたが、ツーリングの写真はここからです。今回は記事分割はしませんので、ページが重くなるかもしれませんが、ご了承ください。
1日目:淡路〜香川へ
1日目はまず四国に上陸するために、淡路の海岸沿いを経由していきます。
出発は午前5時半くらいだったかな?朝食は淡路SAの小洒落たカフェで明石海峡大橋を眺めながらとりました。
高速道路をひた走り、淡路へ上陸!
まずは、本州の高速道路をひた走り、明石海峡大橋を渡ります。
明石海峡大橋を渡る時は、朝日が見える時間帯をお勧めします。本州側から明石海峡大橋に向かう時はトンネルを通過するのですが、天気のいい朝にはトンネルを抜けたとき、開けた視界の中で海と橋が朝日を受けてそれはそれは清々しく、美しい景色を拝むことができます。
高速道路では後続車を置いてきぼりにしないよーに・・
こんな感じで1日目はなかなかの曇天で、実は午後から雨に降られる羽目に。
淡路島を東回りで、鳴門大橋へ・・
今回の目的は淡路島を堪能することではなく、四国へ上陸することなので、美しい淡路の海沿いの道も道中なのです。といっても海辺にバイクを止めての記念撮影は忘れません。
美しい水仙ラインを堪能し、そしてあっという間に鳴門大橋へ!
淡路島の中間をちょっと過ぎたあたりから雨が降り始めました。
ちなみに上の鳴門大橋の写真は雨の中の写真ですが、曇天でもなかなかに美しいものでした。近畿方面から四国に行くなら、やはり明石海峡大橋と鳴門大橋を利用したいものですね。
道の駅うずしおで、「鯛茶漬けセット(1050円 )」(美味い!)を喰らい、あっという間に四国上陸です。
あと、道の駅うずしおはしょっちゅう混雑していて、この日も雨宿りするスペースがなく大変でした汗。
鳴門大橋を越え、香川へ。うどん県でうどん食わんでどうする!
さて、食事ばかりですがこの後、せっかく四国へ行くのだからうどんを食いたいという思いから、一路香川へ!
鳴門大橋からそのまま高松自動車道へ入り、香川を目指します。道中は土砂降りで、大変でした。
「本格手打ち もり家」にて、かき揚げおろしうどん(780円)を食しました。
ご覧の通り、目を見張るような巨大なかき揚げがうどんの上に乗っかっており、うどんで夕食足りるか?という不安は見事蹴散らされることになりました。麺はかなりコシがあり、やはり香川でうどん食べてよかったな〜という感想ですね。
しかし、個人的には丸亀のうどんの方がコシもダシも好みだったり・・丸亀は関西人好みのカツオの効いたダシなので単に食べ慣れているという感じでしょうか笑。
そして、東かがわの宿で一泊。翼山温泉にて宿泊(4000円程度の素泊まり)。
1日目はひたすら食って四国を目指す感じでした。ちなみに、翼山温泉は結構綺麗で駐輪場も屋根があり、ライダーの宿泊にはもってこいだと思います。ただ、温泉が結構暑いとのご意見もメンバーの中では出ていました。
二日目:海沿いを走り室戸岬を経由し、高知へ
最高に気持ち良い四国の海沿い、国道55号で室戸へ
朝は雨は降っていない・・けれども今後はわからない!
そんな中の出発。結論から言うとこの日は雨は降りませんでした。
上の写真は、ルートにも書きましたが、国道55の途中から海沿いを走れる『南阿波サンライン 』(県道147)の一部です。高い山から海へせり出すようなブラインドコーナーが随所にあり、攻めてもよし、流してもよしの美しく素晴らしいワインディングです。路面状況は最高にいいとは言えませんが、悪くもありません。
ついにバイクで室戸岬へきた!
室戸岬へ到着。相変わらずの曇天ですが、雨は降らず、海沿いを堪能。
室戸岬の灯台へは徒歩で登ることもできますが、バイクで登ることもできます。きついヘアピンカーブで高度を稼ぎつつ登る道は、遠くの市街地を見渡せ大変気持ちの良い景色を見ることができます。
灯台付近は立ち入り禁止で、こんな写真に笑。
室戸岬の最御崎寺にて。今回のツーリング全体を通して歩いて旅をされる「お遍路さん」をたくさん見ましたが、室戸のこのお寺は特に通過ポイントとなっているようで多くいらっしゃいました。
交通安全をお祈りしました。
願いを書いてお供えするとお願い事が叶うという、親指サイズのお地蔵さんが無数に並んでいました(下の写真)。なかなか不気味ですが、小さいサイズなので可愛らしいです。
ちなみに、灯台付近の駐車場はかな〜り傾斜があり、停車向きを間違えると谷川に立ちゴケする可能性があります。メンバーの一人も、脱出の際にこけかけたと申しておりました。
さらに別の展望台があり、こちらは大きな駐車スペースがあります。そして・・・
猫の楽園でした笑
おばあちゃんが切り盛りする「お食事処 とさ」の絶品「キンメ丼」
室戸岬の展望台から山を下ったところにある、「お食事処とさ」にてキンメ丼をいただきました。その名の通り金目鯛の丼です。
値段は実は覚えておりませんが、そんなに高額ではなかったので1000円前後だと思います。これが、かなり美味い!
このお食事処はおばあさんが一人で切り盛りされているようで、重たい御膳を運ぶのも一苦労の様子。見ているこっちがヒヤヒヤして、「大丈夫か?」と心配していましたが、味はバッチリでした。
食べ終わった後に勧められるがままにお茶漬けにして〆るんですが、これがまた美味しい。室戸岬のキンメ丼は新たな名物として頑張っているところのようですが、おすすめです。
さらに海沿いを走り、鍾乳洞「龍河洞」へ
再び国道55号を走り、今度は高知へ向けて走っていきます。道中に日本三大鍾乳洞の一つとされる「龍河洞」に立ち寄りました。大人は一人1100円です。
この鍾乳洞、かなりのボリュームがあります。内部の迫力はもちろん、色々な形の鍾乳石が見られ、またコースも長く、最初から最後まで飽きることなく楽しむことができます。
高い天井もあれば、しゃがんで通らなければならないような天井の低い場所もあります。
ここまでの迫力の鍾乳洞は滅多にお目にかかれません(だから日本三大鍾乳洞なんですけど・・)。高知へ行かれる方はぜひ立ち寄られることをお勧めしたいところです。
また探検コースなるものがあり、そちらは這って通らないといけないようなデンジャラスな道のりをガイドさんに従って探検するそうです。
鍾乳洞を出ると、お土産を販売しているお店が幾つかあります。私は刃物屋さんで、切れ味の良い、少し高価な鉄包丁を購入しました。
値段は4000円程度でした。今使っていますが、切れ味にはあっと言わされます。この間スポンジで包丁を洗ってたらスポンジが真っ二つになってしまうくらい・・です笑
「黒尊」にて上手すぎるカツオのたたきを食う
この日はちょっぴり贅沢な夕食を食べようと予定していて、高知で評価の良い海の料理を提供されているお店「黒尊」に行きました。
お店の見た目は完全に居酒屋ですが、料理が上手いので、食事に来るのもアリだと思います。料金は5000円程度とやや高価ですが、ここまで上手い刺身は食べたことがありませんでした。
飛び入りでは満席だと思うので、予約を入れられた方がいいと思います。お料理はお任せで、次々ともってきてくれますので、選ぶ必要もありません。
カツオのたたきが、美味しすぎて私は「これ、本当にカツオのたたきか?」と口走ったほどです笑。分厚く、油が乗っており、トロトロ。そして炙られた皮はほんのり暖かく、サクサクとしています。浅く塩味がついており、ニンニクと共に口へ運びます。思い出しただけでよだれが出ます。
細い路地にある、「黒尊」というお店。
この日は、高知のビジネスホテルに宿泊しました。
ちなみに、「黒尊」周辺の高知市内、市街地は交通量がかなり多く、本当に発狂するほど混雑(渋滞)する時間帯があります。メインストリートは多車線道路に、路面電車の線路もあり、信号の多さに路面電車の信号が加わり、かなりカオスです。もし行かれる場合は、それなりの覚悟をされるか、時間帯を考慮されるのがいいと思います。ちなみに、ピークを過ぎれば大丈夫。
四国ツーリング前半はここまで!後半も是非どうぞ
ここまでご覧いただきありがとうございます。前半はここまでですので、後半も是非ごらんください!
▶︎後半はこちらから
目次 1 淡路・四国・しまなみ海道ツーリング!(後半)2 3日目:高知から山を越え、愛媛の道後温泉へ3 ついにきた!しま…
いかがだったでしょうか。私はいつもツーリングレポートを記載するとき、私の体験を少しでも伝えることで、誰かが同じところを訪れて喜んでくれたらいいな、と思っています。
その中でも今回のツーリングは屈指のお勧めツーリングルートとなっております。
うまいもんに綺麗な景色、楽しい道、海に山!そして一周するのに程よい距離、橋を渡り上陸することにも達成感があります。
また基本的に田舎なので、走っていて気持ちの良い道が多く、四国は本当にドライブやバイクでのツーリングに、良いところだと思います。今回は時期的にカルストなどは訪れることはできませんでしたが、また行きたいと考えています。
前半は曇天でしたが、後半の2日間は天気が良かったです!
是非ご覧あれ