冬といえばアイス!見た目も味もそっくりな3社のアイス「パルム」「Ghanaチョコレートアイスバー」「Meijiチョコレートアイスクリームバー」を食べ比べてみました。「パクリ」なんじゃないかと思うくらいそっくりな3つのアイスはどれもチョコレートでアイスクリームをコーティングした形のアイス。
価格はどれも6本入りで300円強と少し高めかも。
そっくりな3つのアイス
パルムライク(パルムに似ている)なチョコアイスたち3種
私はずっと「PARM(パルム)」(森永)が大好きで、定期的に購入して食べていたんですが、ある時見た目がそっくりな「Ghanaチョコレートアイスバー」(ロッテ)なるアイスが現れました。そして、最近Meijiからも見た目がそっくりな「Meijiチョコレートアイスクリームバー」(明治)なるものが発売されていることを知りました。
なんとどれもそっくりなのです!
見た目がそっくりな商品を見ると「パクリか!?」と疑いたくなります。少し前まではパルムしかなかったと思います。もしかしたら、この系統のアイスは「新ジャンル」として開花しつつあるのかもしれません。
- 楕円形で似た形をしている
- チョコでコーティングされている
- 一箱6本入り
パルムライクなアイスクリームバーの特徴
ロッテのアイス「Ghana」は「チョコレートアイスバー」と書かれており、明治のアイスも「チョコレートアイスクリームバー」と似た名前が記載されています。ただし、パルムは元祖だからか「パルム」とだけ書かれています。(ロッテのGhanaに関しては他のシリーズもある中の一つの製品名「チョコレートアイスバー」)。
普通のチョコアイスとの違い
これって単なるチョコアイスじゃないの!?と思われるかもしれません。
アイスにチョコがついているだけで別に特別なものではないと思われるかもしれませんが、パルムに似たこのジャンルのアイスは普通のチョコバーアイスとは違います。特徴としては上品な味のチョコレートがコーティングされており、食感は全体的に滑らか。パリッとしたチョコレートでコーティングされているチョコバーとはちょっと違うように思います。また、価格も少し高いです。
コンセプトとしてはちょっとリッチで上品なチョコアイスといった部類でしょうか。
今回はこれら3つの商品「パルムに似たチョコレートアイスクリームバー」というジャンルとして考えることにします。(パルムが元祖なため)
3社のパルムに似たアイスを比較してみた
パッケージングを比較する
パッケージのフロント面にはどれも製品のイメージ図が掲載されていますが、この図からも類似した商品(アイス)であることが伺えます。どのアイスも「高級感」をイメージしたデザイン。パッケージの形状はほぼ同じです。
側面にもそれぞれアイスクリームのイメージ図が掲載されています。
裏面は以下の通りです。ロッテの「Ghana」のパッケージは表裏は同様のデザインでした。
アイスクリーム自体の見た目を比較する
では早速中身を比較してみましょう。やはり形はかなり似ているようです。
左から「Ghanaチョコレートアイスバー」「Meijiチョコレートアイスクリームバー」「PARMパルム」の順です。こうやってみると、真ん中のMeijiのアイスが大きく、右端のパルムが小さく見えますね。包装はまあ似た感じ。
袋を開けて一つずつ出してみました。アイスクリームの商品は画像に記載した通り。やはりそっくりですね。これが同じパッケージに入っていたと言われても、何も疑わないくらい瓜二つ、いや瓜三つか。ここでもMeijiがやや大きく見えます。
パルムの表面に丸い傷があるのは、輸送中にやや溶けて袋にチョコが付着してしまったため。Ghanaとパルムは同条件下で運んだので、もしかするとパルムの方が溶けやすいのかもしれません。
重ねてみました。大きさでは一番だったMeijiが一番薄くみえます。対してGhanaとパルムは同様程度の厚さでしょうか。横から見ても3種のアイスのラウンドフォルムはかなり酷似していることがよくわかります。
包丁で切断してみました。写真では分かりにくいですがGhanaはやや黄色味がかっていて、パルムが最も白かったです。また、Ghanaは一番外側のチョコレートコーティングの内側にも柔らかいチョコレートがコーティングされている2重構造をとっていました。他の2つは外側のチョコレートは1層。
実際に食べ比べてみた感想
3つのアイスを実食して食べ比べてみました。ここからは実際の食べた感想と、個人的な意見を踏まえてこれらのパルムに似た3種のアイスを比較してみます。
森永「パルム(PARM)」
チョコレートは滑らかな食感で、アイスを噛むと柔らかなアイスにしっとりと歯が食い込む。味は甘みの強すぎない森永らしいチョコレートの味。口の中でアイスクリームが溶けきるまでチョコレートの食感が少ないながらも感じられる。
アイスクリームは味は薄すぎるわけではないが、くどくない。
個人的な印象としては森永の別のアイス商品「ピノ」に似ているように感じた。
明治(Meiji)「チョコレートアイスクリームバー」
チョコレートの味はパルムよりしっかりしており、濃厚さも感じる。アイスクリームも含めて全体的にパルムよりも甘みを感じる。
チョコレートはパルム、Ghanaと比較すると最も歯ごたえがあり、「パリッ」という食感がある。とにかく特徴としては3つのアイスの中では最も甘みを感じた。
ロッテ Ghana「チョコレートアイスバー」
チョコレートの食感はパルムよりも柔らかく感じる。チョコレートの味のみでは最も甘い。チョコレートが唯一2重構造をとっているため、チョコレートの量が単純に多いこともあり、チョコ自体の存在を最も強く感じる。
対してバニラはほとんど印象に残らないぐらい味が薄い。チョコレートの甘味とバランスを取るために調整したのだろうか。
個人的3つのアイスの格付け
私の個人的な好みに基づくランキングです。私の主観が入っています。客観的にアイスを知りたいのであれば、前述の「実際に食べ比べてみた感想」をみて、自分の好きそうなものを選択してください。
個人的パルムに似た3種のアイスランキング!
- 森永「パルム(PARM)」
- 明治(Meiji)「チョコレートアイスクリームバー」
- ロッテ Ghana「チョコレートアイスバー」
やはりアイスとしての甘さのバランスの良さや食感に関してもパルムが最もおいしいと感じましたので1位。僅差でMeijiのチョコレートバーが2位。パルムよりは甘いですけど、全然いけてます。気分によって「今日は甘い方がいいかな」と思ったらこちらを選択するのは十分あり。甘みもいやらしいほどは甘いわけではなく、パルムのちょっと甘い版と考えると良いでしょう。あとパリッとしたチョコレートの食感もパルムとは違っていて、たまに食べたくなりそう。
最後にロッテガーナのチョコレートアイスバーですが、チョコレートを2重にしたことでチョコレートの存在感が増大しすぎていることと、バニラアイスの味が薄いことでバランスが良くない。食感も滑らかではあるけれど、パルムより柔らかく、どうしてもパルムが良い食感に思えてしまいます。
いろいろ書いたが、実際そこまで変わらないというのも事実
一応今回は比較という記事だったので、ランキングをつけてみたり、それぞれ評価してみました。特徴に関してはできるだけ客観的に捉えるようにしました。しかし、評価に関しては正直、3つのアイスにそこまでの差がないというのが本音です。
3種を少しずつ食べながら、口直しをしながら、一生懸命考えでもしない限り、本当にほとんど違いはわからないと思います。本当、あえて比較するなら、といった感じです。どれを買おうか迷われている人にアドバイスを求められたら、私は「どれでもいいと思う」と助言します。
それくらい似たり寄ったりな商品。あ、いい意味で、です。どれも美味しいですので。
3種のアイスの棒の長さを比べる
最後に、食後に棒の長さを比較してみました。食べた後の物で少し汚いですが・・
棒の長さはMeijiが最も長かったです。このことからもやはりMeijiのチョコレートアイスクリームバーのサイズが最も大きかったということが言えそうです。
さいごに
私はパルムがずっと好きで、今回こんな風に似たアイスがたくさんでて大変嬉しいです。そして、大好きなパルムやこれらのアイスを題材にできて楽しかったです。これからも、他のメーカーからこのジャンルのアイスが出たら購入したいですし、この3つのアイスも食べ続けたいですね。
今回、3つのアイスの食べ比べの方法としては、苦めの紅茶を用意して口の中をリセットしつつ3つのアイスを交互に食べました。にしても、3本のアイスを同時に食べるのはなかなかに甘くて、途中で気分が悪くなったりして苦労しました。美味しいアイスも限度ってものがありますね。
昔は断然雪見だいふく党だったんですが最近はパルムばかり食べています
寒い冬ほどアイスを食べたくなる。スキー場で食べるアイスは格別なんです