一泊二日の紀伊半島ツーリングレポート/一日目
今年(2014年)の秋ごろに行った一泊二日の紀伊半島ツーリングのレポートです。紀伊半島ツーリングと聞くと、紀伊半島を一周するのが一般的ですが今回はそうではありません。海沿いルートで半島を一周するのも良いと思いますが、紀伊半島の中心部の奈良県、三重県、和歌山県の境あたりに存在する山道と海沿いルートを設定した一泊二日のルートです。
今回のルートは自信を持ってすすめられます!良ければご覧のライダーさんも走ってみてはいかがでしょうか。
今回のツーリングレポートは写真が多いので前半(1日目)と後半(2日目)に分けて紹介することにしました。この記事は<前半>になります。
前半は針テラスから潮岬までのレポートとなります。
→ 紀伊半島ツーリング<二日目>はこちら。クリック!
二日目は一泊した後、白浜方面、和歌山の山中を経由して奈良へ北上して行きます。
今回のツーリングルートについて
今回のツーリングルートは針テラスからのスタートです。ちなみに今回はほぼ下道のみでのツーリングとなりました。
左のグーグルマップの画像上に示しました(手書きですが・・)。画像をクリックで拡大画像が開きます(同窓)。青色が行きルートで赤色が帰りルートです。ピンクのドットと数字の番号が中途によった目的地です。今回は地図画像を二枚に分けましたが、オーバーラップしている部分があります。地図内の同地点と成る場所に同じ記号で示しておきました。
今回の目的地一覧
② 道の駅 紀伊長島マンボウ
③ 道の駅 紀宝町 ウミガメ公園
④ 民宿 はし抗<前半>
⑤ 樫野崎、潮岬
⑥ 南紀白浜、白良浜の海中展望塔
⑦ わたらせ温泉
⑧ 道の駅 おとくろ
⑨ 道の駅 宇陀路大宇陀
⑩ ゴール地点 針テラス<後半>
ルートの具体的な道路番号
ルート的には、針テラス→尾鷲→串本(潮岬)→白浜→十津川→東吉野→針テラスといったところです。路線番号では少しおおざっぱですが、針テラス→国道369号線→国道368号線→国道42号線→国道311号線→国道169号線→針テラスと言ったところです。今後この記事内の路線番号は全て国道になります。
今回のルート詳細と立ち寄った場所
まずは針テラスから369号線を使って南下し、途中東へ進みます。368号線にかわりそのまま三重県に抜けます。この道は山間部で景色も空気も良く非常に気持ち良く走れます。しかし、次第に道は狭くなって行きます。368号線の一部は結構な暗い山道で、道は離合が難しいほどに狭く、また結構荒れている(下に写真掲載)ので少し時間がかかります。時間を優先される方は名阪国道と伊勢自動車道を使うと良いと思います。次に、長くお世話になる42号線です。伊勢や鳥羽へは向かわないルートです。尾鷲市を通り、串本まで山や海を通りながらずっと続く道です。伊勢付近から尾鷲辺りまでは交通量も少なく、適度なワインディングを楽しめます。しかし、新宮市あたりから、串本市、さらにその先はそれなりに交通量が多くなっていきます。
串本市の旅館で一泊した後、潮岬にて日の出を拝むつもりでしたが、雲が厚く、日の出も朝焼けも殆どみられず・・晴れた日に行くことをお勧めします。そのまま42号線を使って南紀白浜の白良浜を目指します。南紀白浜から311号線にて十津川、熊野方面へ向かいます。311号線も最初は少し交通量が多かったのですが、次第に車は減って行き、山の深みに入るほどに景色は美しくなり、これまた素敵な道路でした。ここからは山だけでなく多くを川沿いの道を走ることになります。また、大きなダムや壮大な貯水池もみることが出来ます。また途中わたらせ温泉という近畿最大の露天風呂で休憩をしました。午前中でしたので朝風呂料金500円で入れてお得でした。
どんどん山を登って行き、168号線を経由して169号線に入ります。今回のツーリングで最も走りたかった道と言っても過言ではなかったのが169号線。どんどん山道を駆け登って行きます。気圧が下がり、耳が痛くなります。そんな中いくつかのトンネルを抜けると、山の上から谷や川を見下ろせる素晴らしい景色に出会うことが出来ます。途中細く荒れた道路もありますが、オンロードバイク(YZF-R6)でもヒヤヒヤしながらも走ることが出来ました。小さな滝をいくつかながめたり、気持ちのいいところでバイクを止めて景色を眺めてみたり。本当に素敵な道でした。そしてそのまま東吉野村を抜けて、ゴール地点の針テラスへ。ここらあたりからも時間帯によっては交通量が少し増します。
走行距離
走行距離は二日で800キロ弱程度です。注意すべきなのは、ガソリンスタンドが長く存在しない場所があるので、給油はこまめに!と言うことですね。
極上田舎道!伊勢本街道で三重へ抜ける
針テラスから山道で三重を目指します。
とんがった山。道を間違えたときに見つけましたので、上に記載したルートでは見れません。
追記:この山は鎧岳という山で曽爾村の近くにあるようです。
368号線を進んで行くと徐々に道が狭くなります。すぐ横に沢が流れています。
ここからが少し大変でした。
紀伊半島走るなら42号線。マンボウ食ってウミガメみて!
三重に入ってからは42号線でひたすら南下し、一日目の宿泊地のある串本市へ。そして本州最南端の潮岬を目指します。
途中道の駅マンボウで腹ごしらえを。なんと道の駅マンボウでは・・・マンボウフライ定食なるものが!!
食べてみました。
食べかけの画像で申し訳ないのですが・・・みた感じは白身魚のフライと変わらないです。しかし、歯ごたえが全く違います。かなり弾力のある歯ごたえで、噛み切るためにも結構ちからを入れて噛んで、お箸で引っ張る必要がありました。気になるお味は・・・普通に美味しかったです。あっさりとした白身魚と似たようなものです。マンボウを食べたと言う記念にはなりますね。880円だったと思います。
和歌山に突入
さて、腹ごしらえがすんだところで、走ろう!最南端、潮岬を目指して。
ここから尾鷲市まではかなりハイペースで走れます。それなりにカーブもあり、アップダウンも適度にあるので大変気持ちが良いです。
次なる休憩地点は紀宝町ウミガメ公園です。何でもウミガメがいるとか。建物の中に入ると何やら海の臭いが・・とおもむろにウミガメが!
ウツボも。かなり至近距離でウミガメの成体をみることが出来ます。ウミガメはかなり大きく甲羅は縦1メートル近くあるのではないでしょうか。見るからに窮屈そうな水槽で4頭ほどのウミガメが泳いでいます。近づくと餌をもらえるとおもってかウミガメたちがわらわらと集まってきます。
触れそうな距離でみれるのでこれはこれで迫力がありますが、水槽が少し狭すぎるような印象を受けました。
入場料は無料なので、ウミガメをみたくなったら立ち寄るのも良いかもしれません。。
1日目の終わり
橋杭岩の見える、民宿「はし杭」での一泊
1日目の夕方頃には串本の橋杭岩のすぐ横の民宿「はし杭」さんに到着しました。部屋の窓から橋杭岩をみることが出来る贅沢な立地。素泊まりで4300円でした。お部屋は3階で、1階で料理屋をやっておられたので、晩ご飯はこちらで頂きました。マグロ丼を頂きましたが、うどんもついて1100円で、味もおいしくお得でした(下写真右)。個人的に実は最近マグロをあまり好んで食べていなかったのですが、ここのマグロはおいしい!
食後に民宿のお父さんにお勧めして頂いた串本の温泉「サンゴの湯」に行きました。民宿のお父さんがバイク乗りだそうで、バイクのお話で盛り上がれて、とても楽しかったです。同じSS乗りで、色々お話しさせて頂けました。
まだ日は暮れてないので、とりあえず本州最南端の潮岬へ。夕日は奇麗に写真に撮れなかったのでのせませんが、この日の夕焼けはピンク色でとても幻想的なものでした。
夕方の写真なので、少し暗いですが、宿のすぐ目前から見える橋杭岩。
写真の枚数が多いので続きは別記事にしました。
→ 紀伊半島ツーリング<二日目>はこちら。クリック!
続きはこちら!<二日目>
紀伊半島で海と山と田舎を走る爽快!ツーリング<後編/二日目> | 旅んぷれ! MTI MAGAZINE ツーリングの二日目の記事はこちらです。写真が多かったので分割しました。後半は海から再び山への道のりになります。
後半も是非ご覧ください