【YZF-R6】琵琶湖一周と伊吹山ドライブウェイ、マキノのポプラ並木ツーリング!

YZF-R6と滋賀の景色をめぐる

 2013年の夏に行った琵琶湖一周+伊吹山ドライブウェイを走行するツーリングのレポートです。目的は伊吹山ドライブウェイ、そして滋賀県マキノ付近にあるメタセコイア並木を走行することです。

大雑把ですがグーグルマップの画像上に青色で示してみました(クリックで拡大)。

今回のルート

①湖周道路をつかった琵琶湖一周
②伊吹山ドライブウェイ
③メタセコイア並木(マキノ付近)

 今回のツーリングルートは琵琶湖の南側からスタートで湖周道路を通って琵琶湖を反時計回りに一周すると言うものです。

 今回の目的地は2つですが、地図中の①は湖周道路を示しています。途中で伊吹山の麓に広がる「長浜市」にて休憩を行い、友人の家で2泊しています。1日目に長浜市まで湖周を走行し、2日目はまるまる伊吹山ドライブウェイ(地図中②)を堪能し、3日目にメタセコイア並木(地図中③)を通過して湖の西側を走行して南下しました。

今回の走行距離

 走行距離としては全体で約350キロ程度となりました。
琵琶湖一周は200キロ程度で日帰りでも十分走行可能ですが、自宅からの距離を含めるとこの程度となりました。今回はソロツーリングです。

アップダウンの無いなだらかな道路と湖、田んぼ、山

 琵琶湖って滋賀県の面積の大半部分を占めているように見えますが、実は滋賀県全体の1/6程度しか無いのです。

そんな琵琶湖の周りを走る湖周道路はアップダウンもほとんどなく、潮風ほど強くない穏やかな風が吹き抜けます。道もきれいでとても気持ちよく走行できます。この湖を中心に田園風景が広く続いています。琵琶湖の周り、特に東にはあまり山が無く、田んぼが特に集中しています。ある程度琵琶湖から離れるとそこそこ立派な山々を見ることもできます。琵琶湖の周りは広い平野のようになっており、バイクでは非常に気持ちよく走ることができます。ただ、遮る者が無く琵琶湖から吹く風がダイレクトに影響するというデメリットもあります。

 湖周道路の難点をあげるとすれば、時間帯によっては車の走行がかなり多いことです。また気持ちのいい湖周道路はバイクだけでなく自転車の方々にとっても絶好のツーリングルートとなっています。そのため、自転車の集団を先頭に車がなかなか追い越しできず、渋滞が起こっていることもあります。
早朝や車通りの少ない時間帯に走行することをお勧めします。

湖北の観光地、長浜市

 琵琶湖の北部に位置する大きな長浜市。その中でも、長浜駅周辺は観光地としても有名です。黒壁スクエアやガラス細工の館、長浜城などがあります。今回は観光は目的ではありませんでしたが、少し立ち寄って食べ物を食べました。下の左の写真は黒壁の通りに面している「キッチン・カフェP.ACT」さんで頂いた豚の角煮丼です。中央は同じお店のデザートです。どちらも美味しかったです。右の写真は「麺屋ジョニー」のつけ麺です。こちらは少々塩気が多かったです。

伊吹山ドライブウェイ

15キロもの絶景ドライブウェイ


 伊吹山ドライブウェイに向かいます。上の写真が伊吹山で、長浜市の中心地からは目前に見えております。標高は1,377 mとそこまで高くはないものの、冬には上の方は雪に覆われます。長浜市から少し戻った米原の付近から伊吹山ドライブウェイにアクセスできます。伊吹山ドライブウェイは有料であり、現在では二輪車は2,160円となかなかに高額です。伊吹山ドライブウェイは全長が15キロとかなり走りごたえのあるドライブウェイなので、個人的にはこの値段でも一度は走ってみても良いと思います。


 こんな見晴らしの良い道を15キロも走れます。かなりくねくねしており、ヘアピンのような急なカーブもいくつかありますのでとても楽しいですが、走行には十分注意してください。ちなみに私はR6に乗り始めて初めてここで転倒しました。といっても立ちゴケです。見晴らしの良い待避所で停車して写真を撮ろうとしたのですが、待避所がかなり傾斜しており、谷側に倒れてしまいました。恥ずかしい話しです。

ただ、このドライブウェイ、休日はかなり混雑します。特に観光バスが頻繁に走行しており、車の列が連なっていることも多く追い越しがかけられないこともあります。折角の気持ちのよい景色、山道なので早朝などに走行されることをお勧めします。

 ドライブウェイの終点には大きな駐車場があり、バイクを駐輪してそこから軽い登山を楽しめます(下左の写真)といっても緩やかな遊歩道が数キロ程度続いているだけなので、特に装備も必要ありません。山頂付近からは、琵琶湖を拝むことができます(下右の写真)。秋には紅葉がさぞ美しいことでしょう。私も次回は秋に訪れたいと考えています。

遊歩道をあるく。空気が気持ちよかったです。

琵琶湖が見えます。少し霞んでいます。

メタセコイア並木と近江今津湖岸


 伊吹山から長浜市へ戻り、さらに北上を続けると、琵琶湖のもっとも北の地である近江塩津周辺に到着し、そこから湖西へ向かい、徐々に南下が始まります。地図上の③の地点付近からはマキノ高原へ向かう道があり、その途中にメタセコイア並木が存在します。メタセコイアが等間隔に植えられており、まるで映画か何かで見たような風景を見ることができます。この道もバイクで訪れる人が多く、ライダーが自分のバイクと風景を写真に収めている様子が多くありました。

 メタセコイア並木から少し南下すると近江今津に到着します。近江今津は琵琶湖の中でもかなりきれいな湖岸で、夏には泳ぎにくる人も多くいるそうです。ここで少し休憩をしたのですが、目を疑いました。透き通った湖がどこまでも広がっており、空の青を反射した水面はまるで琵琶湖とは思えない美しさでした。この琵琶湖一周のツーリング中見たどの琵琶湖よりも美しい琵琶湖でした。

伊吹山は「恋人の聖地」でした。一人で行きましたよ