【PS3】メタルギア ライジング リベンジェンス【レビュー】

   2014/11/30

メタルギアが、キレた。

潜入が中心だった従来のステルスアクションゲームから打って変わり、暴れまくる壮快アクションゲームに生まれ変わったメタルギアシリーズのライジングリベンジェンスを紹介します。キャッチコピーは「メタルギアが、キレた。」今作の主人公はMGS2以降のシリーズでおなじみの雷電ことジャック。ネタバレは殆どありません。
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個人的な評価

総評    :★★★★☆ 点数:69点(100点中)
難易度   :★★★☆☆
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アクション :★★★★★
システム  :★★★☆☆
ストーリー :★★☆☆☆
グラフィック:★★★★☆
演出    :★★★★☆
ボリューム :★★☆☆☆

クリア時間 :約4時間弱(1周あたり/ノーマル)
キーワード :コンボアクション、刀アクション

メタルギアライジングリベンジェンス

公式サイト : http://www.konami.jp/mgr/
プラットフォーム: PS3(海外版Xbox360有り)
発売    :コナミ
開発元   :小島プロダクション
       プラチナゲームズ
発売日   :2013/02/21
価格     :パッケージ版:6980円
       ダウンロード版:6480円
ジャンル  : アクション
レーティング : CERO D(17歳以上対象)

良かった点 :
 アクションがとにかく楽しい。演出がとにかくカッコいい。この2点は個人的にかなり評価できると思う。アクションについては、雷電の武器である刀を使ってズバズバと敵を斬り、多くのオブジェクトをバラバラに切り刻むことが可能である。戦闘の主となるコンボアクションはつながるとかなり楽しい。プラチナゲームズが制作に加わっていることもあり、ベヨネッタやデビルメイクライを思い出させるような爽快なコンボがたくさん用意されている。

悪かった点 :
シナリオが短い。私の場合はノーマルで一回りするのに5時間弱くらいだった。自分は安くなってから購入したが、これを定価で買うのは勿体ないかもしれないと感じた。ゲーム自体が楽しいので残念だった。もう1点非常に悪い点がある。ゲーム中のカメラ動作がかなり不快に感じたことだ。これは後述したい。

見所は格別に壮快なアクション

斬撃と奪取を駆使せよ!

 メタルギアライジングは制作に加わったプラチナゲームズ色の濃いスタイリッシュなコンボアクションゲームとなっています。そのため、アクションゲームとしてはかなり良い出来であると思います。刀を使う雷電の特性を生かす斬撃モードは、L1ボタンを押すと発動し、L1ボタンを押し続けている間、燃料電池ゲージが無くなるまでの一定時間の間、右スティックによって入力した方向に刀を振り、切断します。斬撃モードでは360度の方向からも敵やオブジェクトを切断することが可能です。時間内であれば何度でも斬ることが出来ます。このゲージは敵サイボーグからエネルギーを獲得することで全回復します。エネルギーの獲得方法は敵の斬撃モードでのある特定部位の切断(赤くマーキングされている)した後に○ボタンを押します。
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コンボアクションを極めろ!

 このゲームではコマンドの入力順や3Dスティックの入力方向等と合わせることで発動するスキルが多く存在しています。スキルを組み合わせるとコンボになり、コンボをつなげることで敵を圧倒することも出来ます。例えば連続攻撃中に敵を空中へ打ち上げ、空中からたたき落とし、さらに斬る、とかですね。スキルは最初から使えるものと、ゲーム内で使えるポイントBPを使って後から追加するタイプのものがあります。コンボをつなげるとステージのクリアランクが上がり、そのランクに応じてスキルをゲットするのに必要なBPが多くもらえるので、コンボをつなげて行くことが重要です。そして何よりコンボは気持ちよくつながって行くので壮快です。
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シノギを使え!

壮快なコンボアクションを楽しむことが出来る本ゲームですが、無双ゲーではありません。しっかりガードしないと、敵にコンボを決められてしまい、HPをがっつり持って行かれてしまいます。敵の動きをしっかり見て、ガードする必要があります。雷電での基本的なガードは「シノギ」です。敵の目が赤く光った瞬間に攻撃がくる方向に左スティックを入力し、同時に□ボタンを押すことで「シノギ」が発動します。雑魚戦はもちろんボス戦ではシノギが使えないと話にならないので速いうちになれてしまいましょう。あと、後にスキルとして取得できる攻防一体は敵の攻撃を避けるものなので、シノギと合わせて積極的に使って行きましょう。

BPを集めてカスタムしよう

 クリアランクを上げることで多くゲットできるBP(バトル・ポイント)を集めましょう。クリアランクは敵の左腕を斬撃モードで斬ることや、非ダメージやコンボ数、クリアタイムにより決定します。BPを使って雷電の武器やライフ、斬撃モードの発動時間に関係するゲージの最大値を上げたり、スキルの獲得や、武器、ボディのカスタマイズやアップグレードができます。スキルは全部獲得しておいて損はありません。斬撃に必要な燃料電池はリッパーモードの発動時間を長くするためにも必要です。また、ステルスニンジャキルをすることでもBPは多く獲得できます。
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演出がカッコいい!

 メタルギアライジングは雷電がカッコいい、刀アクションがカッコいい、を際立たせるためにとってもカッコいい演出が用意されています。各種SEから、システムのインターフェース、敵重機のスタイリングなど。ただ、私が最もカッコいいと思うのはBGMです。特にボス戦のBGMは本当にカッコいいです。英語の歌詞でボーカルが入ることが多いのですが、戦闘がアツくなってきたそのときにボーカルが入ってくるので盛り上がるわけです。という訳で、最初のボス戦のBGMを聞いてみてください。

あまり良くなかった点

問題点①メインストーリーの短さとショボさ

 さて、ここまで良いところばかり上げてきましたが、ここからはイマイチな点を上げて行こうと思います。先にも書いたようにこのゲーム、メインストーリーが非常に短いのです。

 お、そろそろカスタムで雷電も強くなってスキルが増えてきたな、次はどんなコンボ使おうかな?なんて思っているとラスボスだったりするわけです。私個人のプレイ時間としては、一回りで5時間弱と行ったところ。アクションゲームもそこまで上手という訳でもないので標準的なクリアタイムなのではないでしょうか。定価で買うと7000円もするソフトなので、この短さはいかがなものでしょうか。ミニゲーム的なVRミッションや、DLCによる別主人公のストーリーもあるのですが、メインストーリーがこの短さならDLCも最初から入れておくできではないかと思いました。

 さらにもう1点、シナリオが進むにつれて徐々にボリュームが減って行きます。具体的には、最後の数チャプターが1チャプターごとのボリュームが少なすぎるせいであっというに終了します。後半に進むにつれ、ボス戦とボス戦の間のシナリオに「おかざり」感が出てきます。ストーリー的に急ぎ足に成らざるを得ないとしてもこのスカスカさは何だろう?前半と同じくらいのボリュームが後半もあればもう少し満足感があったかもしれません。

問題点②果たしてこれはメタルギアなのか?

 私はこのゲームははっきり言って好きです。しかし、人によっては「従来のメタルギア」が好きな人もいると思います。当然ですがそういう点から見るとはっきり言って別ゲーです。ゲームの売り文句自体が、「メタアルギアが、キレた。」ということで、従来のステルスアクションから吹っ切って別ゲーとして開発したと言う意図は感じられます。しかし、アクションゲームにするとしてもう少し「メタルギアシリーズ」の味を出せれば良かったかもしれません。

 うまくは言えないのですが、これでは「メタルギアっぽい登場人物たちが動くプラチナゲームズが作ったゲーム」になってしまっている気がします。ストーリーも正直、安易というか、あまり練られていないような感じがしましたので。従来のメタルギアシリーズの様にストーリーに熱中できませんでした。

問題点③最低最悪なカメラワーク、特にボス戦闘

 カメラワークが本当に最悪です。このゲームでは数体の敵が同時に出てきた場合、攻撃をしている間は一体のMOBにターゲットが行きます。するとカメラがそのターゲッティングMOBを中心に動くので、見えないMOBがたくさん存在します。近接攻撃をしてくる敵はまだ見える範囲内なのですが、RPGを死角から打ってくる敵がいます。これが最高に鬱陶しいのです。こちらからは、そのMOBの様子は全く見えず、完全に画面外から突然爆撃されます。突然吹き飛び、ダウンします。これには結構イライラさせられました。

 次に、ボス戦です。ボスはあちこち動き回るのでカメラはターゲットであるボスに合わせてあちこち動き回り、クルクルと回る用な挙動を見せるときすらあります。これにより、自分の今いる位置が混乱したり、敵の飛び道具の方向等が分からなくなることがあり、これもかなりストレスを感じました。

総括

 このゲームは面白いのでやるべきです。私は間違いなくおすすめします。しかし、「定価で購入する」ことはおすすめしかねます。値段に見合ったボリュームではありませんので勿体ないです。

 幸い発売日からかなり時間が経っていることもあり、Amazonでは2014年1月現在、1120円で購入することが可能です。これくらいの値段であれば妥当でしょう。アクションやシステム、演出は本当にカッコ良く好みなのでシナリオの短さは本当に残念で仕方ありません。ただ、私事ですが、最近は忙しくてゲームをする時間があまりなかったので逆に「短時間でプレイできる良ゲー」と割り切ってしまえば満足できるものとなるかもしれません。

 難易度も適切だと思います。アクションゲームという割に、単なる無双ゲーだったり、ボタンのガチャ押しでクリアできてしまうものがありますが、このゲームはそれではクリアできません。特にハードでは。敵をしっかり見て、ガードを繰り出しつつ反撃して行くのが気持ちよいのです。

 雷電がニンジャだというコンセプトが様々なところにもり込まれています。スキルにもいくつかニンジャっぽいものがありますし、忍者のように壁を登ったりできます。スキルの中に抜刀術なんかもあって、忍者だけでなく侍っぽくもありますね。海外ではこういったアクションスタイルは人気が出るのではないでしょうか。何せカッコいいですからね。

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