【バイク】BIKE! BIKE! BIKE!で鈴鹿サーキットを走る

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バイクで鈴鹿サーキットを走れるイベントBIKE! BIKE! BIKE!レポート

レースやイベント、ゲームなどで鈴鹿サーキットのコースを知り尽くしている。でも、未だに走ったことがない・・・鈴鹿サーキットをバイクで走ってみたいけど、ライセンスもお金も、時間もない。

そんな私にぴったりのイベントがありました。

それが「BIKE! BIKE! BIKE!」です。

今回は少し前(2015年4月26日)に鈴鹿サーキットで開催されたバイクでのサーキット走行イベント「BIKE! BIKE! BIKE!」参加時のレポートです。

BIKE! BIKE! BIKE!ってどんなイベント?

「BIKE! BIKE! BIKE!」 は鈴鹿サーキットをバイクで走れるイベントです。バイクを持ってさえいれば、参加費2000円(前売り券1800円)で本物の鈴鹿サーキット国際レーシングコースを自分のバイクで走行することができます。

バイクの排気量に指定はありません。二人乗りでの参加も可能です。

ただし、レース走行できるわけではありません。

先導車に従って、参加者で隊列を組み(千鳥走行)並んでゆっくり走行します。追い越しは禁止です。速度は大体時速60Km〜時速120Km程度でしょうか。ルール違反する車両はつまみ出されるようです。

一言で言えば、鈴鹿サーキットをゆるーく体験してみよう!的なイベントですね。

それでも、毎年レースでみている国際レーシングコースを走れるなんて夢のようです。もちろん、本気でアタックできれば楽しいでしょうが、それはまたいずれと言うことで。

BIKE! BIKE! BIKE!イベント参加時の様子

 BIKE! BIKE! BIKE!では、サーキット走行のタイムスケジュールが組まれており、走行時間に合わせて会場に向かいます。自分がどのタイミングでサーキットを走りたいかを確認していくといいでしょう。

また、タイムスケジュールの中には、小排気量バイクや二人乗り走行向けに低速走行が行われる時があるので、そこは確認していったほうがいいですね。

入場はバイク大渋滞

 私はとりあえず、朝一の回に参加しようと思っていったのですが、入り口には長蛇の列ができていました。9時から開始で8時半くらいに到着したと思います。あまりの長蛇の列にエンジンを切ってバイクを降りる人もいるほどでした。

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入場の処理をされている箇所が1箇所のようで、こんなことに。

それにしても、皆さんやる気満々ですね!もちろん私も満々です。ただ、やはり男率が高いので、少し気恥ずかしかったです(自意識過剰?)。女性が行かれる際は連れがいたほうが落ち着くかもしれません。

すぐそばに全く同じ車が山ほど並んでいました。ちょっと珍しい光景だったので撮ってみました。

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レース中にみるセーフティーカーに似てますが、ちょっと違うような気もします。もちろんHONDA車オンリーです。鈴鹿サーキットはHONDAの持ち物同然ですので。

入場して走行準備に

やっとの思いで入場を果たした後、前の車両についていきます。正直どこに行けばいいのかわかっていませんでした笑。パドック裏の駐車場へ向かいます。

その駐車場には・・・もちろんバイクの山です!皆さんやる気満々ですね(二回目)。

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写真手前にRC8が2台並んでいる(内1台痛車)のが気になりますが、このRC8たちは目立ちまくりで、会場内で何度も見かけました笑。さて、これからいよいよサーキットを走行できるんですよ!

もちろん、コースは全て覚えています、しかし実際に走行するのは初めてで、もうワクワクしかありません。この時の高揚感は言葉では言い表せませんね。

そして、一旦バイクを降りて施設内へ入っていきます。

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そう、目指すのはブリーフィングルーム。なんだかかっこいい!入ったことのないところへ次々侵入していけるのが楽しくて仕方ありません。ちなみに、ブリーフィングを受けないと、走行に参加することはできません。

ブリーフィングルームで行うことは、走行時の注意点やルールなどについての説明です。ブリーフィングというほどのものではないですが、なんだか雰囲気が出ますね。大きな部屋に大勢が集まって話を聞きます。

話が終わると、シールをもらいます。これがブリーフィングを受けた証で、これをバイクに貼らないとサーキットを走ることはできません。

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ここまでくれば走行の準備は完了です。後は自分の好きな時間帯のタイムスケジュールに合わせて、パドックへ移動します。

いよいよサーキットを走る!

パドックには番号が振られており、走行したい時間帯ごとに番号が決められています。自分の目当てのスケジュールのパドックにバイクで移動します。

同じ時間に大体100台程度のバイクが同時に走行します。そのため、パドック内はバイクで満杯です。

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一度の走行で、鈴鹿サーキットフルコース(約6キロ)を3週走ります。大体20分程度で走行が終わるスケジュールです。

遅いやないかい!そうです、速く走りたい人は自腹でライセンスを取って走りに来てください・・と言うことです。

さて、やっとの思いでパドックからピットロードサイドへ。いよいよ、スタンドから見ていたこの場所に、自分のバイクで来ました。感激です。でも今日は走れるんですから、こんなもんで終わりません。

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ちなみに、かなり待たされます。ぼっちだと暇なので、連れと来て話ながら時間を潰すほうが良いでしょう。

走行開始!

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私はかなり後ろのほうに位置どっていて、前のほうからゾロゾロとピットロードを後にします。走行中の写真はもちろんありませんが、少し感想を書いておこうと思います。

走行はもちろん先導車についてゆっくりです。

といっても、私は結構後ろのほうを走行していたので、前のバイクとの車間にゆとりを取ってちょっとだけ飛ばせるところは飛ばしてみたりしていました。

初めて鈴鹿サーキットを走ってみて!

最高の路面環境

まず、サーキットの路面の綺麗さに感動しました。もちろん、知識的にはわかっていましたが、走ってみるとまた違う感動があります。

公道は路面が荒れていたり、何か落ちているかもしれないと考えながら走る必要があります。サーキットの道はどこもかしこも、最高に美しくて、路面のグリップに意図しない乱れがありません。安心、安全・そして意図した通りの走りができる最高の環境なんだな、と。最高の走りを提供する最高の路面ですね。

見通しが良すぎる、ライン取りが自由すぎる広大な道

次に驚いたのは見通しの良さ。先の先まで遮るもののない道からは、次にどう走ればいいか複雑に考える必要はなく、見たまんま、走ることができます。なぜなら、見えるからです。

行きたいところを見て、そのコーナーに対してアプローチしていくことだけに専念できます。

思った以上に激しい高低差

鈴鹿サーキットは高低差があることでも有名なコースですが、実際に走ると、その激しい高低差を体感することができます。

例えば、デグナーカーブを抜けてからのヘアピンカーブは、ものすごい登り坂になっています。左に深くバンクさせながら、コーナーの出口を見るために坂の上の方、左上方に視線を向けてるとき、おもわず「こんなに登ってるのかよ!」と独り言を言っていたほどです。

また、シケイン・最終コーナーを抜けてからのホームストレートはかなりの下り坂で、第一コーナーに向けてただでさえ長いストレートで加速し放題なのに、加えて下り坂なので思った以上にグングン加速します。

とにかく随所にあるダイナミックな高低差を体感できて非常に面白いです。

臆することなくバンクの練習ができ、バイクが上手くなる

速度が速くないから、ということもあると思いますが、公道では「恐怖」に感じるような角度のバンクに挑戦することができます。このくらいのカーブではこのくらいまでアプローチできるという安全圏を体で覚え、一番気持ちのいい角度を知ることができます。

サーキットを出てから帰り道を100キロほど走る中で、なんだかコーナーのテクニックが上がったような気がしました。気のせいかもしれませんが(笑)。

その他のイベント

BIKE! BIKE! BIKE!ではバイクのサーキット走行会以外にも、ブースが設置されてちょっとした展示やイベントがありました。

私は試乗会に参加し、GSX-R1000に試乗しました。

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試乗コースは低速でしか走れませんが、1000ccのSSは低速トルクの太さを体感することができました。R6で満足はしているけど、1000cc SSにも挑戦してみたい気もします。1000cc SSの方が乗りやすい気もしますし・・。

ブースで見かけたバイクパーツで作られた恐竜とツーショット。

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いかがだったでしょうか

BIKE! BIKE! BIKE!のレポートは以上になります。毎年春頃に開催されているので、ぜひ行ってみてください!そういえばスーパーカーの展示や、重機の展示もあってそっちも面白かったです。

R6との思い出がまた一つ増えました。さて、グランツーリスモで鈴鹿走ろうっと。

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ライセンスとっていつか全開走行するぞ!つなぎ買う金ないからむりだった・・